お久しぶりです。八代です。
映画『アサガオが咲いた日』の脚本が完成して以降、カット割りなどを考える傍ら、2つほど、大きな活動をしていました。
ひとつは、同時制作を計画している映画『ペルセウスの夜』の脚本執筆です。『アサガオが咲いた日』に対して、かなり重いタッチの作品で、『春想曲』以降扱っていなかった”生と死”に触れます。ぼく自身も思うところが大きい作品で、血を吐くように脚本を書いていました。12月末に、脚本会議があります。これについてはまた別の記事でお伝えします。
ふたつめは、主題歌の作曲です。ぼくの映画作品の音楽は『9センチ四方』を除いて、フリー音源やクラシックに大きく頼ってきました。しかし、『オリオンの季節』で主題歌を作って以降、やはり”視聴覚刺激”を主とする映画作品において、音楽も自作することはとても重要だと感じるようになりました。次制作する2作品についても、主題歌を作曲しました。前の記事で『アサガオが咲いた日』の主題歌を作曲した旨を書きましたが、『ペルセウスの夜』は少し毛色が違いました。
作曲、と言うと大げさですが、ぼくは音楽理論に造詣が深いわけではないので、ギターでコードをかき鳴らしながら、鼻歌でメロディを当てていっています。
『アサガオが咲いた日』の主題歌は、ぼくの頭の中で浮かんでいたメロディに上手くコードと歌詞を当てていったものだったのですが、作曲も4曲目、5曲目となってくると、だんだん脳内のネタが尽きてきます。
そこで今回は、”定番 コード進行”と検索して、コードから作曲を開始しました。コードの知識も、トニック、ドミナント、サブドミナントがわかる、くらいのものですから、最初は既存のパターン頼りです。ここで辿り着いたのが、”小室進行”でした。Am F G Cという進行。
上記動画を見るとわかりますが、非常に多くの曲が小室進行で作曲されています。ぼくもこの力にあやかろうとつくっていったのですが、これができるできる。メロディがすぐに出来ました。しかし、あることに気がつきました。それは……
終止させづらい!
永遠と続けられるコード進行だからこそ、きれいに終止させるのが難しいのです。そこで今回ぼくがはっと思いついたのは、よくある、「ah-ah-ah-」でした。これをラストに入れることで、ゆっくり引いていくイメージで終止させてみました。作曲というのも奥が深いですね。
ここにコードを載せておきますので、みなさんもぜひ、メロディをのせてみてください。映画が進行してきたら、曲も公開します。思いついたメロディが同じだったら、運命的ですね(^^)
前奏 C Cadd9 Csus4 C
Aメロ C G Am Em F C F G
Bメロ Am Em F C Em Am F G
サビ C F G C Am F G C
ど定番コード進行! いいんです。Cubaseを勉強して、うまいこと独自の感じにしていきます……(できれば)。
それでは、また!