代表挨拶

初めまして。八代翔やしろしょうと申します。Studio-seginus結成時から、監督を務めてきました。

映画制作と言うと、なにか大げさで、熟練者や会社がやることのように思われるかもしれません。しかし、ふたを開けてみるとそんなことはありません。

撮影機材も、動画編集ソフトも、民間人が気軽に手を出せる時代になりました。識字率の低かった遠い昔、文学は貴族の代物でしたが、今では誰でも小説を書くことができます。絵も音楽も、20世紀、同様に民主化されました。そして現代、映像もまた、民主化されたのです。

もちろん、制作には大変な時間と手間がかかります。そこには情熱が必要です。Studio-seginusは10年の間、多くのキャスト・スタッフの情熱に支えられて、なんとか作品を完成させてきました。

私たちは2024年をもって映画制作を終了しましたが、私たちを突き動かした創造への情熱は、今もどこかで、燃え続けていることでしょう。

変わっていく時代と、変わらない情熱が、映画、ひいてはすべての作品の源です。

私たちの作品が、未来の名匠に創造の勇気を与えることを祈っています。

WRITTEN BY 八代 翔

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